親と子の関係を考える①

クライエント様のご相談に乗っていていつも思うのは、ほとんどの方が機能不全家族で育っているということです。
親からもらった不健全な人間関係を何回も繰り返し、まるで霧の中に包まれてボーっと手探りで生きているような感覚で生活を続けられている人が多いのです。
電気製品を買うと説明書が付いてきますが、子どもは説明書付では生まれてきませんからこうしたらいいかと困ってしまいます。そこで育児書を読んでみても、自分の子どもとどうも合わない。。
そのようなとき、自分の子どもとの関係をカウンセラーに相談するといいと思います。そうして自分の状況や動機を理解し、一個の人間として子ども接することが出来るようになると、不全な人間関係を次の世代に渡さないで済みます。そういうことをカウンセラーとぜひ一緒にやっていければいいと思います。そうすれば無意識のうちに繰り返し子どもに伝えてしまっている心の傷になるような言動は少なくなるでしょう。

 

怒りについて

怒りとは感情です。
それは、自分の身に何かおかしなことが起きていることを伝えてくれています。怒りはあなたが危険な状態にあること、何かがあなたの行く手を阻んだり邪魔をしたりすることを教えてくれています。そして怒りは、その脅威と戦うこと、行く手を阻むものと戦うことを提案するのです。しかし、怒りは適切なところで維持させることが重要です。反応しすぎることで自分に不利益を生じさせてしまうことがあるからです。
怒りを感じた時は、自分の感じている怒りがどれくらい強いか、0~10までの数字を用いて計ってみましょう。0は‟激怒して全く怒っていない、5は‟確かに怒っているがまだコントロールできる”、10は‟激怒していて完全に手が付けられない”ことを示します。
自分には怒りの問題があると思っている人に聞くと、だいたいの怒りを「私の怒りは7か8か9か10だ」と評価します。それはまるで「小さな怒りは今まで体験したことがない」と言っているようです。そのような人は、些細な攻撃に対してさえ相当な腹を立てている傾向があります。
最近のあなたの怒りの引き金になった問題はどれくらいの深刻度でしょうか。0~10の点数で評価してみましょう。
うまく点数が付けられないときは、「怒りの温度計」を思い浮かべてもいいです。0は‟冷たい、4は‟湯気が出る”、6は‟熱い”、8は‟焼けるように熱い”していて完全に手が付けられない”、10は‟沸騰”です。
評価できましたか?
問題の深刻さが小さいのに、一貫して強い怒りを感じているのであれば、あなたは怒りに対して反応しすぎていることになります。
怒っている時に、自分がどれくらい怒っているのかを自問しましょう。そして、余計なことを言わないように違ったことをしてしまわないようにするためにはどれくらい温度を下げたらいいのかを自問してみてください。