新年の挨拶

2018年1月31日

 今年もまた新年の挨拶もすまないうちに松の内が終わってしまいました。関西地方では15日までをお正月と考える地域も多いそうなので、なにとぞご容赦ください。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 今年はいったいどんな年になるのか。いえ、これから日本は、世界はどんな時代になっていくのか・・・。年末年始のニュースや、番組等を見ていても考えさせられることが多々ありました。

久々に見た紅白

 いちばん複雑な思いがしたのは久々に見た紅白歌合戦です。ネットの書き込みを見てみると「歴代ワースト3の視聴率だった」わりには「評判が良かった」として、司会者や出場者の人生やら、コメントぶり、ところどころ挟み込まれる寸劇などについてさまざまな評価が書かれていました。

 しかし私が最も気になった「紅白の今年のテーマ」については、私が検索をした限りではあまり気に留めた人はいなかったようです。

 芸能事情? に疎い私は、恥ずかしながら毎年の紅白に明確なテーマがあったことさえ知らなかったのですが、どうしても調べずにはいられませんでした。

 手を動かして、他のことをしながら「ただNHKをつけていただけ」だったはずなのに、耳に入ってくる歌がひっかかって、気持ちがざわざわとしてしまい、思わず画面に見入ってしまうことが何度もあったのです。

テーマは「夢を歌おう」

 今年のテーマは「夢を歌おう」でした。
 そのせいなのでしょうか。やたらに「がんばり」とか「努力」とか「前向き」などを連想させる(もしくはダイレクトに言っている)歌が多かったような気がします。

 もちろん夢を持つことは大切なことです。坂本冬美さんが歌った「男の火祭り」にもあるように、「幸(さき)はふ国」信仰(「祝いの言葉を唱えれば、その言霊の力で必ず幸いが実現する国である」という信仰)の必要性も否定しません。

 カウンセリングのなかでも、ポジティブな言葉を自分にかけることで楽になったり、ポジティブな見方をすることでものごとか好転したりするということは起こります。

 しかし、やたらに「夢だ!」「希望だ!」と強調されると唇寒しというか、スローガンを押し付けられているような気がしてしまうのです。