さとり世代(1/10)

2018年1月31日

松の内も過ぎた今頃になってのご挨拶で恐縮なのですが、新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

世の中は、「景気回復」、久々の「賃金引き上げ」と騒いでいますが、今年はいったいどんな年になるのでしょうか。

消費税アップ、社会保障費の負担増、進まない被災者の生活再建など、多くの課題があるなかで、少しだけでも明るいニュースも拾って行ける年になればと願っています。

日本の子どもの幸福度は6位

ところで、昨年末12月25日、国連児童基金(ユニセフ)と国立社会保障・人口問題研究所は『イノチェンティ レポートカード11 先進国における子どもの幸福度―日本との比較 特別編集版』を公表しました(ユニセフ)。

教育や住環境、健康面など5項目の現状を「幸福度」として算出したこの報告書では、先進31カ国中、日本の子どもの幸福度は6位でした。

5項目のうち、日本がトップになった分野は「日常生活上のリスク」の低さと「教育」でした。一方、国内での経済格差の度合いなどを示す「物質的豊かさ」が21位と低くなっていました。

『日本経済新聞』(12月25日)は、「『教育』」は経済協力開発機構(OECD)が実施した『「学習到達度調査』(PISA)の好成績が評価され、『日常生活上のリスク』は肥満の割合や10代女子の出生率、飲酒の割合が小さい点がトップに結びついた」と報じています。(子供の幸福度、日本6位 ユニセフが先進31カ国調査

PISA自体への疑問

この結果を、みなさんはどうごらんになりますか?

私としては、経済格差がそのまま教育格差につながっている現実があるにもかかわらず、「教育」の項目が高くなるような算出方法はもちろんのこと、そもそも情報処理能力の高さが点数に直結するようなPISAの問題自体に疑問を感じざるを得ないというのが心情です。

PISAが、人間として幸せに生きられるような力をはかるものになっているのかどうか。もっと多角的な分析が必要ではないかと感じるのですが、その疑問はちょっと横に置いておきましょう。(続く…