「人と生きる」ことを学ぶ学校(1/7)

2018年2月5日

一月末、愛知県犬山市に行ってきました。犬山市立楽田小学校の公開授業を参観させていただいたのです。

犬山市は以前にもこのブログで紹介した「子どもの権利条約が生きた町」です。

この2月には、今年度に引き続き来年度の「全国学力テスト」(全国学力・学習状況調査)への不参加も決めました。同市の市長をはじめ、市民の間には「犬山だけが参加しないのはいかがなものか」との声もありますが、このテストの問題性を重視し、不参加としたのです。

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「子どもらしい」子どもたち

それはさておき、楽田小の話です。
実は、実際に学校の授業風景を見せていただいたのは今回が初めて。たびたび話に聞いていた「学び合い」の学習とはどんなものなのか、ワクワクしながら訪れました。

まず感じたことは、子どもたちが良い意味でとても「子どもらしい」ということ。
見知らぬ来訪者に興味津々。自由時間になると挨拶をしてくれるだけでなく、屈託なく「どこから来たの?」「何してるの?」などなどと話しかけてきます。
形式通りの挨拶というのではなく、本当にお客さんが来たことを喜んでいるという雰囲気です。

低学年になると、さらにパワーアップです。私と一緒にいたカメラマンさんの大きな機材入れを担ごうとしてくれる子、カメラに写りたくて身を乗り出して来る子、勉強を教えようとしてくれる子・・・いろんな子がいました。

私たち見学者が別室で給食をごちそうになっていると、入れ替わり立ち替わり、その様子をのぞきにきては、目が合うと恥ずかしそうに逃げていきます。

「子どもは風の子」

授業が始まると、ものすごい集中力で先生の話を聞き、意見も出し合います。そして長い休み時間になると、みんな一斉に教室を飛び出して行きます。
校庭を駆け回る姿を見て、思わず「子どもは風の子なんだなぁ」と、つぶやいてしまいました。

ゲームや携帯電話で遊んでいる子はひとりも見かけませんでした。学校に持ち込んではいけないルールがあるのかと思って校長先生に尋ねると、

「べつに禁止はしていませんが、持ってくるあまり子はいませんね。必要を感じないのではないでしょうか」

という回答。「禁止にすることなんて考えたこともなかった」というような表情です。(続く…